「あけおめ」のブログを書いてからあっという間に1ヶ月が過ぎてしましました。
もう、この歳になると歩くスピードは遅くなるのに、時間が経つのは早くなります。
気を取り直して、今日ご紹介するのは浮世絵作品です。
先月、私も江戸東京博物館へ「大浮世絵展」を見に行ってきました。
平日にも関わらず、賑わっていましたね。
そして、展示作品の多いこと。
見て回るのに3時間近くかかってしまいました。
という訳で、今日はその浮世絵の中から、
葛飾北斎の「
富嶽三十六景」の中の『
東海道吉田』です。
これまで浮世絵作品では人物を描いたものをご紹介してきましたが、これは風景画です。
昨年、富士山が文化遺産登録されたので、この
富嶽三十六景シリーズもあらためて脚光を浴びています。
数ある
富嶽三十六景の中で、なぜこの作品を選んだかというと、この絵に描かれている「不二見茶屋」に行ってみたいからです。
というか、そのままそこにワープしているような気になります。
ここに描かれている人物一人一人を見てみると、旅の途中に立ち寄った人や、遠眼鏡で眺めている人、富士山を見てはしゃいでいる女性たち...
なんとものどかで、微笑ましい光景です。
私も、ここでお茶とお団子を頂きながら、ゆっくりと富士山を眺めてみたいなぁ。
画像提供 ビブリオポリ : http://www.bibliopoly.co.jp/images/hokusai/bpkh006.html